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Shasta編

皆さん、シャスタ山を知っていますか?
カリフォルニア州北部にある山です。
その山は、世界7つの聖山に数えられパワースポットです。
標高は 4,620 mで見た感じは富士山に似ています。
山の頂が二股に分かれていて一つは男性性のシャスタ、もう一つの頂は女性性のシャスティーナと呼ばれています。
20世紀の初頭にセントジャーメインのエネルギー体が山に降りてきたことで、ニューエイジャーに一躍有名になったスピリチュアルスポットです。
準備のできた人、行く理由のある人だけが行くことになる神聖な場所です。

今回井上先生と、小倉さん(4年前にセドナに行ったときにお世話になって以来、東京、大阪、ロスで世話になっているお兄さんです)と一緒に行って来たので久慈が日記の形でご報告致しま~す!

いったいこの旅行でどんなことが待ち受けているのでしょうか?

シャスタはここ1年位漠然といつか行けたらいいなと思っていました。というのは、セドナに行きたいという方が多いのでいつかスピリチュアルツアーを予定したいと井上先生と話しているのですが、シャスタも良かったら企画したらどうかと思っていて視察を兼ねてチェックしたかったのです。でも、4月頃から体はカウアイに行きたいとずっと騒いでいました。ゴールデンウイーク前に小倉さんが一人でシャスタに行くというのを聞いたとき、口が勝手に「連れてって」と言ったのでこのタイミングで行くことになりました。旅行会社に航空券を申し込んだ後に、6月30日発売の「大人の東京 2005年版」という雑誌の取材の話が入り、雑誌発売翌日から1週間も休んじゃっていいんだろうか?とジレンマにかられつつも慌しく旅行の準備をしました。出発前は、ホント忙しくて現地の情報を仕入れることができなったため、「全てがタイミング良く、楽しく安全に皆仲良く行って来れますように」とあるテクニックを使ってモックアップ(欲しいものや現実を手に入れるための願掛けテクニック、というか魔法)しました。

当初の予定では私と井上先生が小倉さんより2日早めにサンフランシスコ入りをして、時差ぼけをとり3人一緒にレンタカーでシャスタに行くはずでしたが、小倉さんの仕事の都合で我々がサンフランシスコ到着後直ぐにシャスタに行くことになりました。この行く直前の大幅な予定変更のため、全てのタイミングがぴったりあった大満足の旅となりました。そう!モックアップをしたら大幅変更になったんです!そういえば私はヒーリングスクール時代、「モックアップの女王」と呼ばれていました。電車に乗り込むと直ぐに連れの人数分の席があくから「あんたがみんな座れるようにモックアップしたんでしょう?」とよく言われていました。そうです私がしてました!私はこのテクニックを学ぶ前から似たような方法であらゆるものを手に入れていました。たとえば4年前のセドナ旅行の代金やヒーリングスクール代も難なく手に入れていました。だからモックアップには自信があるのだ!そしてインディアンネームは「望みを叶える女」といわれていました。

7月1日の金曜に成田を出発。火曜に雑誌の撮影(今年度の「不思議サロンのすごい実力」という本 見てね!)が半日あったのと、旅行で患者さんが1週間治療を受けられないということで駆け込まれ、予約が詰まっていた状態だったのでかなり疲れを引きずっての出発です。フライト中にシャスタとサンフランシスコのガイドブックを読んで情報を仕入れます。飛行機の座席に以前座った人の「狭い、眠れない」というエネルギーがべっとりとついているのに気づいたのはサンフランシスコに到着する少し前で、慌てて浄化して所有したらリラックスできて眠れそう、と思ったら着いてしまい結局一睡もできずに朝9時に現地入りです。

到着ロビーに待っていてくれるはずの小倉さんがいなくて公衆電話をかけにいったら通じなくてちょっとビビる。後で聞いたら小倉さんの携帯はロスで契約しているので投入金額が少なくてかからなかったらしい。な~んだ!そーだったんだ。それにしても寝ってないから眼圧が上がってきて頭が痛い。去年緑内障になりかけて左目を失明しかけたんだけど、どーしよう!眼圧上がりっぱなしだったら失明しちゃうよぉ。と、心配しながら自分でヒーリング。

レンタカーで6時間かけてシャスタにシュッパーツ!!初めてのサンフランシスコにちょっとウキウキ。今回のシャスタで私の中で何が変わるんだろう?3月に行ったセドナで命がけの脱皮をしたので期待も高まります。カリフォルニアのさわやかな風で眠気も頭痛も吹っ飛ばしてしまおう。小倉さんは以前サンフランシスコに住んでいたこともあり、色々と通りがかった場所の案内をしてくださいました。感謝!

ハイウェイは黄金色の牧草地にさくらんぼの木、ぶどうの木、ひろ~い畑がいつまでも続きます。たいして広くないうちの庭と畑の草とりだけで大変なので、こんなに広い土地の娘に生まれなくて良かったと本気で思います。ロスで食べる果物は何でも完熟でおいしい。イチゴなんかジャムみたいでワッフルに乗せて食べると激うまです。ロスに行ったら必ず食べています。ここもカリフォルニアだもん、きっとあの木の果物もおいしいはず。途中でアウトレットなんかも発見してちょっと車止めて~!て感じです。高速には「鹿に注意」なんていう標識があってマジかよと思いましたが、帰りの道端で横たわってる鹿を見つけました。本当なんだ、かわいそう。こっちのスピード違反は、空から、またはレーダーでやっているんだって。叔母がロスに住んでいるんだけど、遊びに行くたびに車で色々なところに連れて行ってもらう。そうロスは車がないととっても不便なところだから、海外で運転しない私の運転手になってくれるんです。その叔母の友達がスピード違反で切符を切られた話はロスに行くたんびにドライブ中に聞いている。何度聞いただろうか?違反切符はイエローチケットというらしい。

独立記念日(7月4日)の連休ということで郊外に向かうキャンピングカーがたくさん走ってた。こっち方面は皆シャスタに向かっているのかなぁ?遥か遠くに雪を携えた山が見えてくる。「あれだよね!」だんだん近づいてきたよ。シャスタの近くには広くて澄んだ湖があるんだけど、ボートやジェットスキーを乗せたキャンピングカーはここに集まっていたのね。

シャスタに着いてまずはこじんまりとお店が立ち並ぶマウントシャスタシティに行き情報を仕入れることに。観光をせずにお土産を買い始め「日本人だ」と実感。こちらは夜が長く 8 時過ぎまで明るいらしい。滞在時間が短いためとりあえず今日中に1箇所くらいはパワースポットに行っておきたい。車でシャスタの中腹にあるパンサーメドゥズに向ったが、途中のバーニーフラットで通行止めになっている。なぜ?そこから目的地までは3キロ近く歩く。夕方だし、寝ていないから体力ないしまた明日の早朝に出直すことになった。


バーニーフラットの駐車場で
シャスタを背にして
ホテルに向かう途中サクラメントリバー ヘッドウオーターに立ち寄った。ここは聖なるお水が沸き出ているところ。ハイウェイでミネラルウオーターのCRYSTAL GEYSERのトラックが何台もこちらに向かっていると思ったら、ここが源泉だと小倉さん発見!皆さん知っていましたか?たまたま持っていたCRYSTAL GEYSERのペットボトルを良く見るとここの源泉の地図が載っていました!車酔いでばてていた井上先生も元気になって源泉をくんできてくれました。ここのお水はとっても澄んで冷たくっておいしい!ゴクゴク!内臓の浄化もしなくては。

Crystal geyser の源泉



たまたま井上先生が
CRYSTALGEYSER の
ペットボトルを持っていたので
源泉をくんでもらう

源泉は緑も映える



ホテルに向かう途中のシャスタ山はシャスティーナがシャスタに甘えながら社交ダンスをしているように見えました。イイナー!仲よさそうで!と、ちょっと嫉妬。ベビーシャスタと呼ばれる小さな山が近くにある。シャスタとシャスティーナの子供らしいがエネルギーが違いすぎる。かなりやんちゃな異端児か!!

ね!シャスタとシャスティーナが
社交ダンスしてるみたいでしょ?

異端児ベビーシャスタ
ボージーストーン(グランディングさせる石)ぽくない?

高速で20分ほど先のホテルに着いて近くのレストランで夕食をとりにブラックベアダイナーへ。フランチャイズでマウントシャスタシティにもあったな。12オンス(かなり大きい)のステーキを注文。ライスはないんだよね。小倉さんに聞いたらお米はこちらでは家畜のえさでお寿司が流行りだしてから食べるようになったらしい。ブヒブヒ!ライス食べたいよぉ!サラダだけでもおなかがいっぱいになりそうな量だったけど、みんなたいらげ小倉さんに驚かれる。ごちそうさま!ヒーラーは肉を食べない人が多いけど私は肉体労働者(マッサージもするからね)だからがっつり食べますよ。12時くらいにやっとベットへ。明日は6時半起き、ワインも効いて爆睡で~す。

7月2日 6時半起床。こんなに早く起きることはめったにない。疲れているはずなのにスッキリ起きられるのは、シャスタのエネルギーのお陰なのか?昨日行けずじまいだったパンサーメディウスに通行止めが解除になっていることを願いながら向かう。昨日は感じなかったけれど、今日はシャスタのエネルギーを感じる。富士山は男性性のエネルギーを感じるけれど「剛」(たけしではない)っていう感じ、ここはやわらかいエネルギー。男性性と女性性のバランスが取れているエネルギーって言われているらしいけど、ホントそんな感じ!山道を車で登っていくとカーブを曲がって山頂が見えるたびにエネルギーがシフトして変わっていくのが面白いようにわかる。井上先生と「今シフトした」と言いあいながら登っていった。

まじかよ!今日も通行止め。気を持ち直してバーニーフラットから3キロぐらい歩きます。朝早いから薄ら寒いけど空気がおいしくて超贅沢な散歩です。はるか彼方に雪を抱いてそびえたった尾根が連なっている南アルプスのような山々が見えます。昨日も思ったんだけど、風がぜんぜん吹いてないんだよね。歩いていると「よく来たな!」とシャスタにいわれた感じ、「まあね。」と返事をして、シャスティーナの挨拶はないか波長を合わせるも、ただシャスタと我々を見て微笑んでる感じでだいぶ待っても何も言わない。奥ゆかしい方なのですね。


2 日目の朝これから登山です

パンサーメディウスは1930年にガイ・バラード氏という人がセントジャーメインにお告げを受けた場所らしい。セントジャーメインと会う約束をしたときに突然豹が現れバラード氏は、恐怖におびえたが、恐怖を超越して愛を豹に光線として送ったことで豹が豹変しペットの猫のようになったんだって。セントジャーメインは、豹は自分が送ったものではないけど、勇気を示すテストに合格したと告げて、これからバラード氏がもっと強くなり、幸せになり、大いなる自由を表現できるようになると告げたらしい。だからここはパンサーメディウスと呼ばれるようになったんだってさ。セントジャーメインには会ってみたいけど、豹は出てきませんように!しばらく歩くと雪がすっごい積もっている。7月だよ!7月!そしてこんなに暑いのに!これで車は通行止めだったのだ!途中で出会ったマウンテンバイクの美女に聞いてみたら、今年はunusualよ!(異常よ!)と、言っていました。そうだよねー。彼女は仲間とスノーモービルをやるから雪の下見に来たそうです。パンサーメディウスまで乗っけてってくれ~!

雪がこんなに積もっていて
日陰は寒い



小倉さん
4キロのパソコンをかついでます
このパソコン入りのバック
2週間後に行ったヨーロッパで
盗まれたんだって!かわいそう

見よこの雪を!
スキーがしたくなるだろ



リスがちょろちょろしています。いいな~のどか。鳥もすんだ空気に自慢の声を響かせて、有為転変を忘れさせてくれます。3人だけどこの空間を独り占めって感じ。早起きして良かったね!井上先生と小倉さん、一生忘れない大切な時間です。きっとずっとずっと忘れない。いく世も後にこのひと時を思い出しているのを知っている。年取った白人の白髪頭のおばあさん(私だけど)がやわらかい秋の午後の日差しを受けて、窓辺でこのひと時のことを思い出しています。なんてことないけどなんてことあるひと時でした。

私の歴史に残る特別な時間

シャスタの山頂がすくそこに見える

やっとWELCOMEの看板発見。ここが目的地かと思いきや、地図を見るとそのまた先のすこし谷を下ったところがパンサーメディウスらしい。看板はずっぽり雪に埋まってるから、相当な雪が積もっているとみた。キリストの木なるものもあるのでどんなもんかと降りて行きたいが、かなりのこぶこぶアイスバーンで危険とみて断念し、もと来た道を引き返します。帰り道から多分あそこがパンサーメディウスであれがキリストの木だよねー!なんて言いながら。昨日の晩たくさん食べておいてよかった。まだまだ元気に歩けます。駐車場まで戻るとさっきの美女が仲間と3台スノーモービルでこちらに向かっています。気をつけて楽しんでね~!結局パンサーメディウスまで行けなかったけど、目的地に行くのだけが目的じゃないさ。道々や時間を皆で共有して楽しみました。人生と同じだね!

見よ!看板がこんなに埋もれてる!

空気がうまいっす!

シャスタを満喫したところで、シャスタが源泉のマクラウドリバーへ。この周辺はネイティブインディアンにとって神聖な場所らしい。下流からローワー、ミドル、アッパーと3つ滝があり、ネガティブな感情を洗い流してくれる。まずは、ローワーから。カヌーで滝を落ちている人、釣りを楽しむ人、キャンプする人。面白そう。リスが挨拶に来たよ。井上先生がカメラを向けると、かわいく撮ってねとポーズを3つ決めてくれました。かわいい!


ローワー
一番低いところの滝

リスの3ポーズその1
まず左顔

リスの3ポーズその2
中央

リスの3ポーズその3
そして右顔

車で移動してミドルへ。ここの滝は魂を浄化してくれそう。15分くらい歩いた価値はありますね。10mくらいの崖から子供が滝つぼ周辺に飛び込んでいます。男の子が二人まず飛び込んで、あと二人のかわいい小学校高学年くらいの女の子が飛び込むのを躊躇しています。きりたった崖だし今来た道を引き返すことのほうが危険です。飛び込むしかないのです。滝の下に観客は増えていきますがいつまでたっても飛び込めないのです。どうやら一人の子が怖がっているので、もう一人が飛び込まないで待っていてあげているようです。観客は「早く飛び込め」と言ったり、待ちきれずに帰ってしまう人もいました。成り行きを見届けたかったのですが急ぐ旅です。アッパーに向かいます。

ミドルに歩いていく途中
枯れかけた大木に
話しかけられた

魂を浄化しよう

マイナスイオンぎっしり

又、車で移動。アッパーは歩いて直ぐのところにありました。迫力がありました。帰りにミドルが上から見える高台に寄ったら先ほどの女の子たちが、どうやら意を決して飛び込んだらしく岩場に登って帰る支度をしてしました。観客も誰もいなくなっています。飛び込んだのを見届けて観客は帰ったのでしょうか、痺れを切らせて帰ってしまったのでしょうか?とりあえず無事に飛び込めて良かったね!

アッパー
勢いが良くてちょっと恐い
3つの滝の後にマクラウドという時間が止まっているような静かな町に立ち寄りました。ここはどこから見ても絵になるところでした 。


マクラウド
後ろにちょこっとシャスタが見える

再びマウントシャスタシティに行ってお土産を買い込み、スチュワート ミネラル スプリングスに向かいました。世界有数の癒しの温泉で、ネイティブインディアンによって発見されました。個室の温泉、ドライサウナ、マッサージなどのトリートメントがあり、のぼせたら近くの小川に飛び込みます。毎週土曜日の午後はネイティブアメリカンによるスエットロッジの儀式(テントの中に穴を堀り、そこに熱く焼けた石を入れハーブを乗せて水をかけ、スチームサウナ状態にすることで汗や体の中のネガティブな感情を浄化させる儀式。テントは母なる子宮を意味し、悪いものを浄化して生まれ変わるのです。)を受けられます。そうなの!今日は土曜だからスエットロッジが受けれるの!昨日だったら寝てないうえ疲れていたから絶対無理だったし、明日の朝にはサンフランシスコに向かうからびったしのタイミング。ワーイ!モックアップ効いてる!効いてる!超ラッキー!スエットロッジの時間までしばらくあるので温泉に入ります。井上先生は眠いので車で寝ているというので小倉さんと体験です。温泉があるというので水着を持ってきましたが完全個室でバスタブに自分で蛇口からミネラル水をちょうどいい温度にして入ります。どもり症のおじさんスタッフが細かく説明をしてくれます。かなり高濃度のミネラルということで肌のために20分しかつかれません。銀製品は黒くなるそうなので皆さん行かれたら気を付けて。サウナもあるよといわれてもこれからスエットロッジに入るから残念だけど体力、気力がもたないかもしれないのであきらめます。小倉さんとは隣の個室だったのでお話しながら楽しく入浴。そしたら静かにしろとさっきのどもったおじさんに注意を受けます。ごめんなさい!熱くなったら川に飛び込めとのことですが、トップレスもボトムレスも素っ裸の人もいます。ヨーロッパは混浴なのを知っていましたがアメリカもなのか~。小倉さんとお互いに裸で小川につかっているのも嫌だね。と言い合いましたが皆さんどう思います?井上先生や小倉さん、私が裸でいたら。っていうより日本人がいくらアメリカとはいえ裸でいたら。慈美をお手伝いしてくれている裕ちゃんと至った結論は髪の毛が黒い人種は抵抗あるということになりました。中国人や韓国人がいても抵抗あるからというのがその理由です。でもこの体験により、ちょっとぐらい見られてもどーってことないかなと思います。でも裸の混浴は無理だけど!

ホーガンの左下の
紫色の光は何だろ?

スエットロッジ
この中ですし詰め状態になる

儀式をしてくれた
インディアンの酋長

インディアンにスエットロッジやホーガンの写真をとっていいかときいたら、スエット用の石を焼いている火があるうちはスピリットがいるのでいけないそうです。6時スタートのことで時間近くになるとぞろぞろと人がやってきます。ネイティブインディアンと「おい兄弟、元気だったか?」などとハグしあっているのできっと毎週のように来いる人もいるのでしょう。白人もブラックも中国の人もいます。小学校低学年のネイティブもたくさん参加です。はだしになり井上先生と小学生の後に早めにスェットに入れてもらいドアの正面のテントよりに陣取りました。なにせ前のほうだと蒸気で火傷する可能性がありますから。スエットロッジの中では時計回りに動くのがお約束です。(時計回りは生命力や運気向上と増強を司る)私たちが入ってからもまだまだ人が集まったようで50人位はいたのでしょうか?ぎゅうぎゅうの満員電車状態です。ここにいる皆は何を浄化しに来たのでしょうか?ドアが閉められ儀式が始まります。祈りの言葉がささげられ焼けた石がいくつも運ばれ水がかけられます。私の前に陣取っていたアメリカ人の女性は直ぐに怖くなったのか人を掻き分けあわてて出て行ってしまいました。そうなんです。目を開けていても真っ暗で恐怖が襲ってくるのです。私は、スエットロッジは3回目。井上先生は、2回目です。4年前に私が受けたのはセドナでした。そのときの体験は今も鮮明に覚えています。ネイティブインディアンが焼けた石に「われわれの儀式のために命を落としてくれてありがとう」と言ったときに、全ては愛でつながっているとワンネスを実感しました。私は「無生物の石にありがとうだって」と、始めは冷めた感情で聞いていましたが、石がなければ儀式はできない。水がなくても、参加者がいなくてもできない。全てはつながっているのか?そうあれこれ考えると、皆つながってるー。そして宇宙にある全てのものを結び付けているのは愛なんだ。苦手な人とも愛でつながっていて、ただその人が自分と合わないだけなんだ。目から鱗が何枚も剥げ落ちていきました。二回目は井上先生と今年の3月にやはりセドナで受けました。私はずっと体調が悪く、このまま仕事を続けられないどころか、棺おけに両足を突っ込んでいる感じがしていました。セドナに行き、スエットロッジに入れば全てがいい状態に戻るといいうことは3年前から井上先生にも言われていて、それで時間をつくって行ったのです。お世話になったインディアンの酋長いわく、私の魂は体には半分しかない状態ということでした。半分死んでいるのです。息をしているのがやっとの状態で、そんなこと誰一人信じてくれなくて、かなりつらい思いをしていました。そんな体の状態だからオーラの透視リーディングはできないので平成14年からメニューから消えました。以前透視リーディングを受けた多くの方から透視をしてと要望がありましたがそんな理由でできなかったんです。このときのスエットロッジのお陰で体調はみるみる快復しました。透視のコース復活も近いかな?そして今回です。もう慣れてきたので恐怖に立ち向かわなければ行けないのは承知です。でも私も人を掻き分け出て行きたい気持ちと紙一重。どんどん石が増え鼻の穴が熱いし、それに熱さを超えて痛いです。ウッシッシ。そんなときのためにとタオルに水を浸しておいて良かった。これで呼吸が楽にできます。周りの人はコンサートに参加したかのように奇声を発して盛り上がっています。みんな元気だねぇ。「Open the door!」酋長は体力を消耗し抱えられてスエットロッジの外に出て行きました。しばしの休憩だそうです。

子供たちと、ばててしまった人以外で第二ラウンドの始まりです。私は今回のスエットで何を学べるのか?石がどんどん増え、肩からかけている厚手のタオルも絞れば汗がしたたりそうです。隣の井上先生は大丈夫なのかな?人数が減ったからギブアップしても直ぐに出口まで行けるななどと思っていると、私の中から声が聞こえます。「お前はいつもそうやって先のことばっかり心配している。」水をつけたタオルを持参したり、ギブアップしてないのに後のことばかり心配していると。もっと自分を信頼して今にいろということです。もうとっくに学べていたと思っていたのに。今まで多くの患者さんに教えてきたことです。自分、宇宙、今を信頼しろと。今にいよう!そしてもっと今を楽しもう! 今回の学びは復習と確認かな。

第2ラウンドはかなり長い時間行われました。ドアが開けられてもばてている人や余韻に浸りたい人がまだ暑いスエットに残っています。なごり惜しいけど外に出るとのびている人がいます。足を洗いに行ってびっくりです。雪解け水なので私と井上先生は足でも2秒と水の中にいられません。あまりの冷たさに飛び上がって踊ってしまいます。なのに裸でみんな泳いでいます。心臓大丈夫ですか?参加費用は寄付として一人25ドル空き缶の中に入れます。缶には1ドルが3枚しか入ってないのには驚きました。あんなにたくさん参加していたのに誰も寄付をしていなかったのか?

車に戻ると小倉さんがスッキリした顔で迎えてくれました。よく寝たそうです。良かった!良かった!ホテルに帰る道すがら遠くに見えるシャスタは富士五湖有料道路の料金所から見える富士山にそっくりでした。

富士山にくりそつー!

今日もブラックベアダイナーに。イヤーよく歩いて、体力を消耗しまくったからね~!昨日と同じぐらい食べて、体の中もアルコールで浄化しました。明日は途中でモスブレーの滝を見てサンフランシスコに向かいます。


3日間急速な雪解けで見るたびに違う顔を見せてくれたシャスタにさよならを告げ、モスブレーの滝に向かいます。また車でハイウェイを6時間の移動です。今度は井上先生が運転。制限速度65の標識が出ているのに、メーターは90。「90でてるよ」の私の忠告に「わかっているよ」と返事をしてもブレーキを踏まない。ホントにわかっているのか?ほらね!後ろからパッシング。ビビ様(身内には自分のことをビビと言っている)の忠告を聞かないから!カリフォルニアフリーウェイパトロールのお車です。おまわりさんが助手席の私のほうの窓をノックします。これは運転手に襲われないためだそうです。皆さんももし捕まってしまったら運転席で警官が来るのをおとなしく待ちましょう。車の外に出てしまうとピストルを向けられホールドアップすることになりますので気をつけましょう。そして窓を開け、国際免許、パスポートを提示して処理がすむまで座席でおとなしくしていましょう。お世話になったおまわりさんは年配の方で「外国人は罰金を払わないで、イエローチケットがお土産になっちゃうんだよねぇ。連休で取締りが普段より多いから安全運転してくださいね。」なんてやさしい言葉をかけてくれました。良かった血の濃い若ゾーでなくて。ロスの叔母ちゃんが言っているイエローチケットの本物だ!複写の紙で、たまたま黄色い紙だからイエローチケットなんだ!サッカーのイエローカードのように注意しましょうという意味のイエローではないんだ。それとも二つをかけているのか?次回の叔母ちゃんとのドライブでこのことを話さなくては!叔母ちゃん待っててねー!

車を駐車し、モスブレーの滝に行くには道がなく単線の線路を川沿いに歩かなくてはいけません。炎天下の中20分くらい歩きます。電車が来たらひかれちゃうと思うとドキドキでついつい耳をすませて後ろを確認したりして歩くのは私だけでしょうか。今回の旅はよく歩くからグランディング(地に足をつけること)が強くなり、上がりがちだったオーラが足元まで降りてきているのがわかります。鉄橋の手前にその滝はありました。とても美しい妖精がたくさん住んでいそうなところです。時間があれば波長を合わせて彼女たちを感じてみたかったです。オーラを浄化して目にしっかりと焼き付けました。帰り道なんと見通しの悪いカーブのところで列車に鉢合わせました。耳のいい井上先生が聞きつけてくれたので、ひかれないようにそして崖から落っこちないように非難です。写真を撮ろうとしたんだけど焦ってうまく取れませんでした。残念!列車に行き会った興奮が冷めた頃、一組の夫婦とおばあちゃんが2人の子供を捜していました。線路の片側は崖になっています。転がり落ちていなければいいんだけど。そして何らかの事件に巻き込まれていませんように。

 

スタンドバイミーって感じ

小倉さ~ん!!

魂の洗濯

この鉄橋の手前に滝があるよ

ここで列車が着たら間違いなくひかれます

動揺してこんなものを写してしまいました

かろうじて後姿は撮れました
鉄道少年の気分です

つかまらないぎりぎりのスピードのお陰で思ったより速くサンフランシスコ入りです。小倉さんは、今日は時間があるとのことで観光地を車で案内してくださりました。明日はロスで仕事があるので朝4時起きでロスに向かうんだって。ゴールデンゲートブリッジにチャイナタウン、ユニオンスクエアにアルカトラズ島、トランスアメリカピラミッド。一箇所に観光地が固まっているのがいいですね。ここは観光の町だからホテルもたくさんあります。建物は、スペインの移民が多かったため隣同士が長屋のようにくっついています。立て替えたくても自分のビルがある一角全体を壊すことになるので、リフォームが多いそうです。そしてここは坂の町。38度はあるんじゃない?ハイヒールなんか履いて坂を下ろうもんなら前転して、ぐるぐると坂の下まで一気に転がり落ちてしまうでしょう。そのほうが早く目的地に着いたりして。そんな所に車が横付けで駐車してあります。降りるとき大変そう。側転ですかね。

サンフランシスコといえば
お約束のゴールデンゲートブリッジ

これから橋を渡りまーす


結構な坂
とんがってるビルは
トランスアメリカピラミッド
大手企業が入ってる

サンフランシスコは浮浪者の方たちを保護しているので、他の州からも集まってきてしまうらしい。噴水がある所ではそのような方たちが行水するので困っているんだってさ。また、ゲイの方も認めているので多いそうです。レインボーフラッグ(虹の旗)がゲイの目印です。こちらはゲイの方は頭がよくってお金持ちが多いんだって!そんな人の子孫を残せないなんて残念でならない!

夕飯はフィッシャーマンズワーフのScomasに連れて行っていただきました。小倉さんご推薦のお店だけあって雰囲気もバッチシ。ここはいつも混んでいて予約は取らないそうです。待合室のバーカウンターも満員です。シェイカーを振っているお兄さんに目が釘付けです。かっこいいからではなくて、久々にプロ(職人)と呼べる人を見た。彼に近づきたいですねー!(お近づきにという意味ではなく、根性が、です。)ストロベリーマルガリータを頼んだら完熟イチゴで超うっま~い!カンドー!

30分くらい待って新鮮な魚介をいっぱい堪能しました。日本人ってレストランで色々なものを注文してシェアするのって普通でしょ。こちらでは自分で頼んだ一皿(こっちはでかいヨー!)を永遠と食べています。相手を尊重するってことと、自分で頼んだものに責任とってるんでしょうか?

Scomas の近くで

 

 

7月5日 疲れがたまっていたので10時起床。小倉さんは4時起きだよ!今頃ロスか。元気だな。などと考えながらだらだら12時のチェックアウトの支度。12時までまだ少し時間がある。昨日そういえば小倉さんがホテルの目の前のショッピングセンターに行きなさいって言っていたな。店内は天井まで吹き抜けで、らせん状のエスカレーターがあるんだって。どんなんでしょうね~?Nordstromっていうショッピングセンターです。井上先生とエスカレーターだけでも見に行こうと出かけましたが、先生はナイキにはまってさあ大変!たくさん買い物をしていました

 


Nordstrom のらせん状
エスカレーターに乗る井上先生

ホテルを移動してソーマという場所のアウトレットまで歩きます。着いてびっくり!休みジャン!それにたいした広さでありません。1日ここでお買い物するつもりだったのに~!がっかり~!帰りにオーガニックのスーパーを発見し、2人で買い物ができないストレスをここで発散!重いのにドレッシングなんかもたくさん買い込みます!大好きなはつか大根もたくさん購入!明日のヨセミテに行くときにバスで食べる予定です!この日は市内見物といった感じ。ミュニバスで移動したときのこと、料金がわからなくてあせっていると井上先生が支払いを済ませてくれたのであわただしく財布を自分のウエストポーチに入れました。座席につくと右隣にブラックのカップルが座ってきて、男性がフード付のカーディガンで手を隠しながら私に何かやっていたらしい。そんなこと気づかなくて、降りる駅になったので急に立ち上がったら、彼の手が私の胸にぶつかりました。そんな所に手があるのっておかしいじゃん!痴漢?なんで隣にグラマーな彼女がいるのに私を狙うのか?ぺチャフェチか?そのカップルも私たちのホテルのあるとりたてて他に何にもないバス停で一緒に降ります。彼は私を名残惜しそうに見送っています。なぜなぜなぜ?ホテルについて冷や汗です。チェックインしようと思いクレジットカードを出そうと財布をさがそうとしたら、財布がウエストポーチの上に申し訳なさそうに、今にも落ちそうに引っかかっています。おかしいと思った。奴は私の財布を狙ってたんだ。キャー!キャー!キャー!怖いよー!旅行に持ってきた全財産の日本円、ドル、運転免許に保険証。それにクレジットカード!守ってくれて神様ありがとう!そしてモックアップしてきて良かった!ここで思ったことはモックアップしたときに、なぜ警察に世話になりませんようにとお願いしなかったんだろう。そしたらスピードで捕まらなかったのに。井上先生ごめんねー。

夕方アルカトラズ島までベイクルーズを楽しもうとフィッシャーマンズワーフへ行ったんだけどすっごい人出(わかっているだろうが海星ではない)。独立記念日の花火大会がどうやらあるらしく、クルージングも花火に合わせるらしく夜までないんだって!残念。明日はヨセミテ国立公園に行くため朝5時起きだからクルージングと花火はあきらめぶらぶらとお買い物をして早めにタクシーで帰る。ホテルの近くのスーパーで買い物しようとしたらこっちはお店が閉まるのが早いの。どこも開いていないです。8時なのに。ちょっと不完全燃焼です。早めに寝ようかなと思ったら部屋から花火が見えたんです!左隣の部屋とうちらの部屋のみ見える位置です。昨日のホテルだったら見られなかったし、昨日からこのホテルにチェックインしていたらきっと違う部屋だったし、部屋に帰った時間もぴったりのタイミングです!モックアップばっちりですね~!こっちの花火は日本のようなバリエーションがなくって2時間くらいずっと同じのを見ていた感じ。テレビで他のエリアの花火大会の模様をやっているんだけどずっと空を写してクラッシックが流れていました。結構飽きました。「日本の花火師さーん、アメリカに行ったら活躍できますよー!」

フィッシャーマンズワーフに来たら
お約束のカニのマークのここでパチリ

アルカトラズ島
エネルギー悪いよね~

7月5日ヨセミテ国立公園に行きます。6時近くにバスがピックアップしてくれて旅行案内所に連れて行かれます。そこでバスを乗り換えて6時間かけて行くわけです。いろんな国の人がいました。運転手さんにお前は日本人か?と聞かれました。わかってもらえたようです。私は、日本にいても中国人に間違われます。コンビニで中国の人か韓国の人に「中国人ですか?」と聞かれたことが2回もあります。「違う」と言ったら、2回ともその後、何も言われなかったんだけど「そうだ」と言ったらどんな展開になったんだろー?すっごく気になります。治療に来た患者さんにも「先生日本語お上手ですね」と何度誉められたでしょうか。「日本は長いんですか?」などとも聞かれるので「ええ、40年近く。私は日本人です。」と返事をすると、「すみません」と謝られます。「ホントに、ホントにすみません」と必要以上に謝られる方もいるんですが、それってどーいう意味なんでしょうねー?

途中のドライブインで朝食をとります。ここらで収穫された完熟フルーツが並べられているのを見ていると、運転手さんが話しかけてきます。「私は台湾人で、日本語を勉強しています。」知っている日本語を使いたがっている様子。上手上手と聞いてあげます。ヨセミテが近くなってくると力強く流れる川と並んでバスを走らせます。激流です。きっ持ちい~い!ものすごく浄化してくれそう。雄大な岩山から流れ落ちる滝があちらこちらに見えます。20世紀始めにあった大地震により、巨大な岩が真っ二つに割れていたり、豪雨により大木や岩が流された傷跡が残っているのを見ると、宇宙の無限のパワーを感じます。そのパワーに私もつながることができるということの再確認ができました。私はここのスピリットと相性が合うらしく到着後直ぐに迎え入れてもらいました。シャスタは穏やかで効いているんだかどうなんだかわからないけどしっかり癒されている感じでしたが、ここのスピリットは「どーよ!」という感じでガツンと悪いものを根本からねこそぎとってくれます。そのスピードとパワーは強烈です。私は好きですこういうの。後日、日本に帰って5年間毎週来てくださっている患者さんにヨセミテのスピリットに協力してもらってヒーリングしたらいつもと違ってダイナミックにみるみる楽になると言われました。6時間かけてはるばる来たヨセミテ。滞在時間は2時間半です。ここ何日間、独立記念日の連休のため渋滞がひどく昨日は1時間半しか滞在できなかったそうです。ここでもモックアップが効いてタイミングバッチリで渋滞にはまりませんでした。無料のシャトルバスで園内を1周しながら激流にシャスタで取りきれなかった悪いもの全て洗い流してスッキリ!

ここでスピリットに歓迎を受ける

巨大な岩と滝

すっごい勢いの滝


見ているだけで
心が洗われる

時間がたっぷりあったら
ハイキングしたい

熊が車を襲っているような看板があったんだけど、食料を入れて窓を開けておくと熊があさるらしい。熊がいるのか。恐いね。でもここには2年以内にまた来て、園内にあるロッジかキャンプで2泊はしたいな。ここで食べたアイスはすごく美味しかった。井上先生は、白人の子供3人にさりげなく見せびらかして食べていました。ベンチに腰掛けて食べているからちょうど子供の目線なのよね。井上先生は悪魔だ!何度も何度も大きな岩を見上げて自然のスケールの大きさに驚嘆しながら帰りました。

熊車場あらし

井上先生嬉しそう

よく見るとクライマーが
よじ登っていたりするらしい

写真じゃスケールの大きさ伝わらないから
みんなぜひ行って

7月6日あっという間の中身の濃い一週間でした。飛行機の中で7日に誕生日を迎えます。機内のドリンクサービスでトマトジュースを頼んでお誕生日おめでとうと無事に帰国できる乾杯です。っていうより井上先生私のお祝いトマトジュースだけですか?「そう」という返事です。

今回の旅は日程が詰まっていてスーパーハードな旅でしたが、私はパワーがあるということが確認できました。これからの流れの変化が楽しみです!小倉さん、井上先生大変お世話になりました。また一緒にどっか行こうね!

来年の9月に小倉さん主催でシャスタの旅を行う予定です。我々はサンフランシスコからレンタカーで行きましたが、小倉さんツアーでは、サンフランシスコから小型機で乗り継いで1時間のドライブでシャスタに向かいます。行きたい方はまたHPでお知らせしますので、チェックしてくださいね!

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