帰宅後、アシュレイのヒーリングを受けた。だいたいこの辺が調子悪いと左上半身を示してうつぶせにベットに横になると、アロマオイルを使って、肩甲骨の辺りを優しくマッサージしてくれた。どうやらリーディング ( 透視 ) しながらヒーリングをしているようだった。いくつかありきたりの質問を受けた。「いつから調子悪いの?その時期に何かありましたか?」っていう質問だった。私は、縦隔という、両肺の間の左側のリンパ節に炎症をきたしている。人には移らないが自分の臓器の中で感染が広がり、私の場合、喉から左目に広がっている。なんでこの病気を作り出したか知っているし、どうなれば治るかもわかっている。でもまだ手放す準備ができていないので、忙しさを理由に自己ヒーリングは、よっぽど辛くない限りしていない。なぜこの病気になったか向き合いたくないときは、自分でも根本原因を無視して表面上の痛みをとる色々な治療を試した。だからまだ生きているし、臓器には転移していないようだった。過去世を含めた『悲しみ』と『空虚感』が関与している。
ヒーリング後アシュレイがバーノンとリタを呼んで、ヒーリングの内容を伝えて三人で一緒にリーディングしてくれた。贅沢!!
私が、知っている限りでは、私は一度死んでいる。3年前にセドナでスエットロッジをすれば生き返れると、井上先生がリーディングして、バーノンさんを探し当てた。大切な患者さんが亡くなられたときに、私の魂も連れて行ってしまい体に魂がない時期があってバーノンさんにスエットロッジの儀式で下ろしてもらった。それが縁で今に続いている。その患者さんと他界した母が今度は私の肉体、第七椎棘突起下 ( 首の骨で一番出っ張っているところの下 ) に入り込んでいて私の体調を左右させている。バーノンさんのリーディングでは、彼らが私に感謝し尽くせなくていつも守って一緒にいるようだった。アシュレイのヒーリングで痛みは取れた。
日本に帰ってから自分で行うシークレットウオーターでのヒーリングの仕方も教わった。リタが、「あなたの症状には『スワンプ』が効く」と、メディスン ( 薬草 ) も処方してくれた。この薬草は鼻炎に効くもので、鼻と肺は東洋医学の五行で関与している。肺と悲しみも五臓と五志で関与している。つまり、私は、悲しみを抱えているので肺の近くが悪くなった。だから肺をメディシンで良くすることで、悲しみを手放しやすくしなさいということなのだろう。ネイティブも東洋も古からそのことを知っていて、今こうやって改めて伝承されていく。
夕飯は、スワンプの甘いお茶つきのバッファローのミートボールをご馳走してくれた。バッファローを食べるのは初めてだった。牛より脂身がなくて匂いもなくあっさりして美味しかった。アシュレイがミネソタ州でカヌーに乗って採ってきたワイルドライスのリゾットも言葉にしたらありきたりだけど愛がこもっていてとっても美味しかった。
バーノンさんのお宅は、いつお邪魔しても何人かティーンエイジャーがいる。親がドラッグにはまった子供たちの世話をしているそうで、色々な人種がいる。インディアンの辛い悲しい歴史を考えると、そしてバーノンさんも今まで苦労してきただろうと考えると感慨深い。その子たちも食事の準備をいつも手伝ってくれる。
帰る間際にリタが何やら大切そうに紙コップに入れたものを茶目っ気たっぷりに持ってきた。「タランティラよ!!さっき捕まえちゃったの!!」5c m くらいはありそうな毒々しい足の立派なタランテュラはそこらじゅうにいるらしい。見かけとは違い毒はないんだって。

ティピの前で
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玄関のドアの邪気よけのシダー
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4日目
5:30 に起きてエアポートメサに日の出を見に行く。3月、5月、11月とセドナに来ているけど、この時期9月が一番朝晩の冷え込みが少なくて風が心地よい。このボルテックスは、崖をよじ登るので少々体力的にきついけど美しいセドナを一望でき、風がオーラの中のゴミも吹き飛ばしてくれるから気持ちいい。

赤と緑の光-1
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赤と緑の光-2
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赤と緑の光-3
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赤と緑の光-4
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光の玉
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エアポートメサからの絶景
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ホテルで朝食中に何人かの日本人に話しかけられたので何か意味があるなと思い、「何のツアーで来たの?」と聞くと、一人の男性を指差した。指差したところにエンジェル・ヒロがいた。2003年カウアイ島に石の勉強に行ったときのアシスタントのお兄さんヒロと、通訳の花ちゃんのツアーだった。過去世で一緒だったからか、会うと必ずハグして挨拶する。彼らもツアーを組んで同じホテルに滞在していた。お互いに旅の無事を祈願する。この時期をお互いに選び、会えたことがとても嬉しかった。また、ここセドナで会えそうな予感。
スコッツデイルの24時間営業の大型スーパー、ウォールマートに出かけた。道のりはクリーク ( 川 ) に沿っていてとてもいいドライブになる。11月に来たときは、紅葉を楽しめた。リスやスカンクが車にひかれて道にぺっちゃんこになっていて、スカンクの強烈な臭いが漂ってくる。ちょっとすっぱい臭い。
何年も前に行った一人旅、ロスからサンディエゴ経由でメキシコに行ったときにいっぱいかいだ臭いだ。スカンクの臭いなんてかいだことなかったから、臭いがするたびに同乗している誰かのガスだと思っていた。ガイドさんがスカンクの臭いと教えてくれた時からバスの中が和やかになって居心地が良くなった。同乗していた日本人全員が『誰?』と思っていたらしかった。この臭いをかぐとサンディエゴの香と思ってしまう。
スコッツデイルの帰りに初めて海外で運転した。左ハンドルは初めてだけど、患者さんにいただいた大切な車が右ハンドルのドイツ車なのでウインカーとワイパーは間違えなかったから慌てなかった。セドナに向かうときに脇は崖で、たまに脇により過ぎてタイヤが落ちてびっくりした。セドナ銀座に着き駐車場に停めるときに日本の感覚で車止めにタイヤをぶつけたら、車止めが高すぎてバンパーをぶつけてしまう。井上先生が気絶しかけてた。調度車止めとバンパーの高さが同じだったため一見車は無傷。車止めが傾いているのは、私のせいでしょうか?井上先生は、「今の衝撃でここまで傾くとは思えないから、以前誰かがやったのだろう」と、一生懸命ホローしてくれる。そんなホロー別にいらないのに・・・。

セドナに向かう
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セドナ銀座
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ホテルに戻りランチして夕方スエットロッジだから体力戻すためにお昼寝。約束の時間にバーノンさんの家に行き、準備ができるまでいつものように色々なお話をしていただく。安全に体の外に出るスピリットの旅(幽体離脱)の仕方も教えてもらった。
スエットロッジは、我々のために行われた。フォーカスは、『悲しみ』だった。初めに井上先生の守り神の火の精サラマンダー ( トカゲ ) を呼んだ。真っ暗な中、私のまん前の焼けた石のグランドファーザーから体長50 cm くらいはあるオオトカゲが出てきて時計回りに回って(スエットロッジ内では、時計回りに移動するのがルール)井上先生の肉体に入っていくのが視えた。
今回のスエットロッジでは、ものすごい量の鼻水が出た。昨夜飲んだメディシンのスワンプも聞いているようだった。鼻水は、脳の毒も出すけど、正に積もっていた悲しみが肺から出ているようだった。
生理のときは、スエットロッジ内に入れないのだか、毎回スエットロッジの前日に周期を無視して不正出血がある。そして当日は出血が止まり儀式後直ぐに生理がくる。 |
スエットロッジの前で
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食事の時に、「スエットロッジ中、なぜリタは泣いていたの?」と井上先生が質問したら、私の悲しみを受けていたようだった。いつも受けてくれるリタ。ありがとう!!そしてごめんなさい。伺う時間はなかったけど、「帰国する前にまた夕飯を食べに来てね!!」とのリタの心からのお誘いがとても嬉しかった。
5日目
ボイントンキャニオンに行った。赤土にクリスタルが入っていてキラキラ光って綺麗。カチナウーマンという岩が、「やっと仕事でなく来たのね!!」と言った。彼女のメッセージは、「いつもいるし、いつまでもいる。」だった。『何かあったらいつでもここにいて私を迎えてくれるから頑張るな』という感じだった。

ボイントン
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カチナウーマン
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岩にクリスタルが入っている
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その後、ベルロックに行った。今回は、豊かさのエネルギーの出るベルロックには興味がなかった。ただ美しい土の色、他のボルテックスより赤みの強い土の色を堪能しただけだった。

ベルロックに上る
仲良しのゲーリーおばあちゃんの店に挨拶に行った。1週間前に体調が悪かったらしく「あなた達に治療してもらいたかったわ!!」と言われた。そんな嬉しいこと言われたらマジで飛んできちゃう!!

ゲーリーおばあちゃんと
綺麗な夕日をホテルのテラスから見て、セーフウエイに私が運転してお買い物に行く。ビールを買ってレジでIDを見せろと言われる。後ろに並んでいたおじさんが定員さんに「彼女はどう見ても30才以下に見える」とかけたので、本当の年を言ったら「君は何をして若さを維持しているの?ハードな運動かい?」と驚かれた。日本人は若く見られがちだからアメリカではまだまだイケルかも。何かあったら・・・、というより何かが起こらなかったらどうにかしてアメリカに移住してこよう!!なにせもう車の運転は大丈夫だから、こっちでの生活はOKだもんね!!

ホテルのテラスから見た夕日
温水プールに入って星空を眺めた。コウモリがチラチラ飛んでいた。次回はいつ来るのかな?
明日は朝5時起きでフラッグスタッフに向かうので、早めに11時に寝る。なかなか寝付けないでいたら不思議な夢を見た。それは現実が入り混じった父が死ぬ夢だった。夢の中で従姉がセドナに国際電話をしてきた。「じっちゃんが死んだ!じっちゃんが死んだ!」と言われ、現実で従姉のお父さんが最近亡くなっていたので「じっちゃん」とは、いったい誰のことを言っているのかわからなかった。伯父の49日がセドナに立つ前日、9月1日に行われていた。夢では、父がその式場に向かう途中に事故に遭ったようだった。従姉が事故の状況を詳しく説明してくれるのだけど認めたくないのでよく理解できない。汽車か電車かバスにはねられたらしかった。父が死んだときにイーグルの羽が4枚死体の上にあって、それはナバホインディアンにとって何か意味のあることだと説明していたけど、何を意味するかは動揺してわからなかった。4人家族というのが関与していたかも。
目が覚めて、現実に父が死んだのだろうか?近い将来死んでしまうのだろうか?何を意味しているのだろうか?と、不安になり考えていると、インディアンの正装をしてバンパー(羽)をかぶったバーノンさんが『あなたの一番恐れていることです』とメッセージをくれた。父が死ぬことは、実際私が一番恐れていることだった。
そして『そっとしておいてあげなさい』と、付け加えられた。私は延命のヒーリングをしてしまうので、そのようなことはしてはいけないという意味だった。人の命は、自然界・創造主・神など色々呼び名はあるが、ネイティブ流にいえば、グランドファーザーがバランスをとっている。何人もエゴでいじってはいけない神聖なものなのだ。
その後にイーグルが頭にエンジェルのように輪を付けて出てきた。その輪は小さい星の集団からできていて、私に向かって飛んできて、ドラム(太鼓)になった。帰りの車で、このドラムの意味は、母の、または母なる地球のハートビートで自然の摂理と重なった。(ドラムの音は、子宮で聞いたお母さんの心臓の音に似ている)
夢の間中物悲しいネイティブの笛の二重奏が聞こえていたけれど、目が覚めてもその音は聞こえ続けた。音をたどっていくと、驚いたことにその二重奏は、井上先生の左右の鼻からの寝息だった。因みに日本に帰ってからは笛の音に聞こえない。
帰国する前夜日本に台風が来ているとわかり、無事に帰れるようにモックアップする。 ( 欲しい現実・物を手に入れるテクニック ) そのせいか成田は晴天。少し前なら関西空港に降ろされていたらしい。危なかった。
日本に帰って、不思議なことをいくつか体験した。夜寝ていたら緑色の光線に気付き、光の元を辿ると近くにおいてある石から発せられていた。気になって枕元に置くと石が幽体離脱を促してバーノンさんの家の近くの Cornville に行ってしまった。セドナで学んできたので早速実践したらしい。
シークレットウォーターで魂と会話をした夜には、大きな目が視えた。溶けたギーというバターのような液体で目が洗われていた。(ギーが何か知りたかったので後日ネットで調べたら、インド料理に欠かせない高純度のバターのことだった)左目と、第3の目がヒーリングされているようだった。次の日に目が覚めると首の付け根から白い鳩のようなエンジェルの羽のようなものが2羽飛び立っていくのが視えた。他界した患者さんと母だった。シークレットウオーターのヒーリングがまさかこんなに効くとは思ってもみなかった。
シークレットウオーターでヒーリングして2週間後、2ヶ月に1度の視力検査をした。失明しないように、こまめにチェックしないと危険だからである。「失明の心配は大丈夫。6ケ月に1度検査しましょう」と言われた。以前左が1/4視野欠損が起きていて穴があいたようにその部分だけ見えなかった。鍼灸とヒーリングで徐々に見えるようになった。突然見えなくなったので、目の病気とは思わず目の玉に何か張り付いてしまって見えないと思って一生懸命洗面器で洗っていた。医者に行く時間がなかったのでしばらくそのままにしていたけど、当時のアシスタントのお姉さんが心配して患者さんの予約を調整してくれて、眼科に行ったら手遅れ寸前だった。視野欠損は、ふつう治らないので見えるようになったのに先生はとても驚いた。この2カ月の間の変化も不思議がっていた。
昨夜 ( 2007年9月25日 ) も不思議な体験をした。寝付けなくて『チャクラ-癒しへの道』(クリスティン・ペイジ著 サンマーク出版)という本を読んだ。著者は、母親が代替医療をしていたこともあり医者になってそれからスピリチュアルな探求を本格的に始めた。本の内容は読んだ人が内面を探求するようにまとめてあって、『命』について、古代の秘教的な知識と現代人との橋渡しをするようにかかれている。鍼灸学校では、『死』について習えない。宗教の問題も関与するので取り上げにくい課題だが、余命いくばくもない方たちもたくさん診ることになるので実際直面したときにどのように扱ったらいいか私も始めは苦労した。
その本を読んでいたら大きな光が視え始めた。その光から雨のしずくのように、小さい光がぽたぽたと落ちていて、地球に降り注ぎ数え切れないくらいの『命』になった。様々な人種の人間・様々な動物・昆虫・植物が生まれた。そして、それらの物体が死を迎えると蒸気のように光が立ち昇って、もとの大きな光に帰って行く。私の視たものは、魂は光であり、大元の巨大なまぶしい光(自然界・創造主・神・大いなるもの・ネイティブは、グレートスピリットと呼んでいる)と地上を行ったり来たりを繰り返して転生をしていた。
この本のパワー以外にも、先日旧友とワンネスの話をし、患者さんと『死』について話し、そして何にもまして、バーノンさんの講演会が迫ったのでこのような画像が視えたようだった。私が視たものが本当のことなのかは証明できないが、大元は一つで光は巨大なものも小さいしずくも愛そのものだった。
この純粋に行ったり来たりを続ける光の画像を視て、本来万物は一つのものなので、バーノンさんが言う『万物の中で全てのものと自然の姿で共存する事が本来のあるべき姿』ということがうなずけた。あなたもワンネスを感じたら全てのものとつながっていて、というよりは全ては一つであり、自分は一人じゃないことがわかる。全ての存在は、愛すべき光の存在だということがわかる。そのことがしっかり体感できるとパワフルな軸は何があってもぶれることはない。
もしあなたがこれらのネイティブインディアンの古から伝承されている知識を受け取る準備が整ったら、直接バーノンさんの話を聞いてみて欲しい。愛と智慧をもってこの知識を生活の中で応用したら今よりもっと豊かな人生を送れるはずだから。
私にとってバーノンさんから教わったこれらの知識は、一生のそして一番の財産になった。この財産は、決して誰にも盗み出されることもなく、次の世に持っていけるものである。
あなたもその知識に触れたらきっと子供に、そして孫にと伝承するであろう。