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Sedona 2001年3月編

ヒーリングスクールの単位をとりに初めてセドナに行きました。行く前まで、セドナがどういうところなのか全く知りませんでした。ただ、 アメリカ西部でロスから チョット離れたところにあるということしか知りませんでした。

セドナは、アメリカ・アリゾナ州に位置し、乾燥した土地で、赤茶けた岩山が点在し、真っ青な空に濃い緑の樹木が印象的なコントラストの土地です。

ヴォルテックスと呼ばれるエネルギーの渦が存在しています。ヴォルテックスに立つと、速やかにより高い振動レベルになり、そのレベルでは存在が困難なエネルギーを放出するように促されます。ここでは、人々は深い内面にある古いパターンや滞っているものを容易に放出できるのです。この浄化のプロセスで、そこを訪れるだけで人々を総合的に癒し、また劇的に変容させてしまう、とてつもないパワフルな場所です。多くのヒーラー達は、「年に一度は訪れたい神聖な場所」として崇めるほどです。

癒される必要のある人、使命を持っている人はセドナに引きつけられ、必ず訪れることになります。

セドナの泊っていたホテル Best Western in of SEDONA からの眺め

最近は、アメリカ国内で、行きたいところNO.1にあげられるほど癒しのスポットとして人気が出てきました。

日本でも、ビールやコーヒーのコマーシャルに使われているので、みなさんも、そこがセドナと知らなくても、一度や二度目にしていると思います。

そしてこのセドナは、ネイティブインディアンが多数住んでいる所です。

私は、インディアンに対して、一昔前のアメリカ人が日本と聞いて、人々がまだちょんまげを結って、着物を着ていると思っていたのと同じくらいしか知識がありませんでした。

セドナに行く前までは、インディアンに対して全く興味がなかったのです。

旅行記の前に、私が体験したインディアンに関する不思議な出来事をシェアします。

それは、高校1年のある晩のことでした。寝ていると誰かに見られている感じがして、横になったまま部屋の電気をつけると、壁にあるビッグ ウエンズデーのジャン マイケル ビンセントのポスターが、大きな立体的な男性のインディアンの顔になっていました。彼は大きな羽を何枚もつけたものを頭にかぶっていて、横目で『ギョロリ』と私のことをただ見ています。とてもびっくりしました。彼の眼差しは、私の肉体だけでなく、全てを見透かしているようでした。感情・思考・スピリチュアル体を視ていたんだと思います。長い月日、彼がどのような存在で、何をしに、何で私を選んで来たのかわかりませんでした。

高校と短大が三鷹にあり、よく吉祥寺に遊びに行っていましたが、吉祥寺の商店街にある靴屋が大きな立体的なインディアンの顔の看板を出していて、それを見たときだけあの夜の訪問者のことを思い出しました。

セドナへの旅行代は認定書の取得という事もあり、当時の私にはかなり高額でした。でも、絶対何が何でも行くんだ。と思ってモックアップ(欲しい物・現実をたやすく手に入れるテクニック)したら、足りない分の臨時収入がありました。ヒーリングスクールの授業料のときもそうでしたが、エネルギーレベルで準備ができているとお金や、時間は難なく手に入ります。これは、宇宙の法則です。

旅行代は、とてもありがたいことに、当時勤めていた鍼灸院の社長や患者さんからのお餞別、父からのおこずかいという形で、があっという間に足りない分の22万集まりました。

出発の何日か前に、若い女性の新患さんが仲良しの友達を連れてヒーリングを受けにやって来ました。その友達はとても優しいエネルギーの持ち主で、すぐにただの人ではないということが感じられました。

ヒーリングを見学したいというので、オーラが混ざらないように少し離れたところで見ていてもらいました。彼女は私がエネルギーレベルで行っている事が全て視える天然のサイキックでした。

「先生がしている事、スゴイです!!まさに愛そのものです。」と愛に触れ、涙を流していました。視えるし、敏感に愛のエネルギーを感じたようでした。

私がヒーリングのために呼んだ2人のエネルギー体であるヒーリングマスターも、彼女には視えていて「2人が、一生懸命に先生の手伝いをしています。」と言っていました。

そして、興味深い事に、私が彼女たちに「セドナに行く。」と言っていないのに、そのサイキックの子は「先生の近くにインディアンの酋長がいます。たくさんのスピリットが早く先生とつながりたいと首を長くしています。」と言いました。

私には酋長やスピリット達が視えませんでしたが、とても嬉しく感じました。セドナに行って早く彼らとつながりたい!!と、益々旅行の期待が高まりました。

この旅行でシャスタに一緒に行った小倉さんと、魔女のねーさんと知り合いました。

小倉さんは、旅行の世話係・ドライバーとしての参加です。小倉さんが感じた私の第一印象は、「わがままそうな子だな。要注意!」だったそうですよ。イヒヒヒヒ!!

魔女のねーさんは、飛行機の座席が隣だったので直ぐに仲良しになりました。

ねーさんは去年も参加したらしく、セドナに付いての必要な情報を余すことなく教えてくれました。感謝です!!

旅行前にいつもやる儀式、「この旅行が全てタイミングよく、私にとって良い事、必要な事がおこりますように」と、モックアップしたのが効いたから、ねーさんが隣の席になったんだと思います。

セドナに入る前にキャニオン デ シェリーというナバホ族のネイティブインディアンの居留区に行きました。キャニオン デ シェリーとはスペイン語で『谷間の渓谷』という意味だそうです。

ここの歴史は、15世紀にスペイン人が入り始め、先住民たちに対してキリスト教に改心するように強要し植民地にしようとしたことにより戦いが続きます。
1805年にはスペイン人によるナバホ族の大虐殺が起きています。また、1848年には、食料の少ない冬場に戦い抜くことができずアメリカの軍隊に降伏し、誇りや名誉を奪われ真冬にニューメキシコまでの長い道のりを歩かされ、多くの人たちが飢えや寒さ、病気で亡くなりました。このことは『ロング・ウォーク』と今でも語り継がれているそうです。

そんな、悲しい歴史があったとは・・・。ここもセドナと同様の赤茶けた渓谷が続いて、木や草花が群生しています。居留区までは、道がないので川をジープで上っていくんですが、車がかなりの横揺れでちょっとしたアドベンチャーツアーのようです。

川の中をジープで!血が騒ぎます!!

遺跡や岩絵を恰幅のいい男性のインディアンに説明してもらい、古からメディシンマン・メディシンウーマン達が儀式をしていた神聖な場所を見学しました。居留区ではターコイズとコーラルのアクセサリーや革でできたドリームキャッチャー(インディアンは、夢には、霊的なものがあると信じていて、良い夢はドリームキャッチャーのネットをくぐりぬけて幸運をもたらし、悪いものはネットに引っかかり、悪夢から守るお守り)など自分のお土産に買いました。

渓谷で彼が歌を歌ってくれたのですが、声のエネルギーが渦状に竜巻のように真っ青な空にかけ上がり、渓谷の上を散っていくのを目撃したのは私だけだったのでしょうか?後ほどクラスメートに聞いても誰一人見えた人はいませんでした。今、思い出しても鳥肌が立つすばらしい出来事でした。

古から儀式をしてきた神聖な場所

悲しい歴史を残した地ではあるけど、波動の高い場所もあり、このキャニオン デ シェリーが大好きになりました。私の携帯のアドレスは、ここの地にちなんで郵便番号を入れています。

夜は、ナバホ族の伝統的な建物ホーガンを訪れ、歌や楽器の演奏をしてもてなされ、お母さん手作りの家庭料理のトルティヤを一緒に食べ、星空下で輪になって踊りました。

インディアンの身につけているターコイズのアクセサリー、モカシン、メディシンバック、どれも立派で芸術的な美しさを持っていました。ネイティブが、身に着けているターコイズは、災いや病気から身を守り、精霊に気づいてもらうために、必ず身に着けるんだそうです。

ここのお宅のおばあちゃんが、私の母方のおばあちゃんに似ていたんですが、皆も自分の家のおばあちゃんに似ていると言っていました。

アリゾナ砂漠のメサ(台地)を抜け、ホピ族の居留区へ。

ホピとは、『平和的な人々』という意味で、その名のとおり紛争の和解に努めてきた歴史があります。人間は自然とバランスをとりながら生活していかないと自然の報復があると昔から言い伝えられていて、自給自足の生活をしています。ガス・電気・水道もなく乾燥して何もないところです。

若い人は、近代的な生活をしたくてこの土地を離れていくそうで、過疎地のようでした。

骨に皮がくっついている犬が何匹か、私たちの後をついてきました。その中に1匹大きめでうっすら筋肉のついているのがいたんですが、「コヨーテだよ。」と聞かされ驚きました。

いよいよセドナ入り。

セドナには、エアポートメサ、キャセドラルロック、ベルロック、ボイントンキャニオンと4大ボルテックスがあります。

残念ながら、2001年のツアーではボイントンキャニオンには行けなかったのですが、他は、しっかりと回ってきました。

キャセドラルロック。女性性のエネルギーを放出するボルテックスで、寺院のような幻想的なたたずまいをしています。ここのエネルギーは、合わなくて長時間いるのは辛かったです。ここで、スピリットがやってきて祝福をしてくれました。写真を撮ったのですが、緑色のオーラが写っています。緑のオーラの意味は、成長しているところです。

皆さん緑のオーラが見えますか?

この木のエネルギーで元気になった

小人が住んでる木  小人わかりますか?

ベルロック。男性性のエネルギーを持つボルテックス。繁栄や富を祈願したり、仕事の方針や目標設定するといい場所。すごく居心地のいいエネルギーで、女性の多いツアーだったんですが、皆ここ好きかもとはまっていました。ここに滞在中雷がなりました。雷にはパワーがあるので縁起がいいんです。

 

ベルの形をしているからベルロックって名前がついています

エアポートメサ。ここは男性性と女性性のパワーを兼ね備えた場所で、ボイントンキャニオン、ベルロック、キャセドラルロックをぐるっと一望できるため、ここでは全てのパワーを引き寄せられるといわれているところ。

ボイントンキャニオンは、セドナのパワースポットの中でも中心的な存在で、大地の守護神のカチナマンとカチナウーマンを祀る岩があるので、男性・女性性のバランスのいいボルテックスといわれています。

セドナに行く前、「先生が旅行に行っちゃって、一週間治療が受けれない!!」と、駆け込んでくる方が殺到し、ヘロヘロの状態で行ったんですが、ボルテックスのパワーですっごく元気になったの。

セドナは、思ったことが直ぐに具現化する場所なので、決してネガティブなことを考えず、常にポジティブにしていないといけない所。

この旅で、スエットロッジを初体験しました。

幾重にも毛布を重ねたテントで、(テントは子宮を意味しています。)中心には穴が掘ってあり、焼けた石をいくつも入れて、その上にハーブを載せて水をかけて、スチームサウナ状態にします。真っ暗なテントの中で、汗とともに悲しみ・苦しみ・恐れ・甘えなどの感情を浄化して、テントを出るときは子宮から再び出るということで再生を意味します。

石を焼いてスエットロッジの準備中

中では、歌ったり祈ったりするのですが、かなり暑くて倒れた人も出現しました。

ネイティブがこの儀式の中で焼けた石に向かって「我々のために命を落としてくれてありがとう」と言ったとき、『石にありがとうだって!』と冷めた自分がいました。

そしてふと思ったことが、『そうだよね。石がなかったらこの儀式はできないし、みんなもいなかったらできない。そう考えると、みんなつながっている。無生物もつながっていて、それは愛でつながっているんだ。』とワンネスが感じられました。

この体験は、今までの価値観を全く変えてしまう体験でした。

儀式中にネイティブが、母のための歌を歌いました。その間日本にいる母に遠隔でヒーリングをしたんですが、家に帰って驚いたことに、「初めまして」と感じるぐらい別人になっていたんです。別人とは、本当の母の姿であって、今までは体の外に出ていたからエネルギーが全く別になり、実態が中にしっかりと入ったという意味です。一番の親孝行だと思いました。

儀式が終わり外に出ると、皆がキラキラ輝いていました!!

  

スエットロッジ

セドナ入りしたときと、出るときに鳥が挨拶に来ると聞きましたが、行きも帰りもホントに鳥がやってきました。また来るねって挨拶して帰ってきました。

帰りのフェニックスからロスへのフライトは窓側の席をとり、スピリット達に挨拶をしました。肉眼でつながったのを確認したいです。と、お願いしてしばらくたち、お願いしたことを忘れて外を見ていると、雲が20人くらいの顔に見え、リアルで気持ちが悪いと思っていると、つながったスピリットが喜んでいるというメッセージを受け取りました。あんなに沢山のスピリットにつながったんだと思うと感激しました。

高校時代にやってきたインディアンのスピリット。その後、私が死に掛けたときにやってきて「しばらく動くな」と言って20分くらいヒーリングをしていなくなりました。私がほんとに参ったときはいつでも飛んできてくれるんだと信じています。

セドナから帰ると、スエットロッジの体験もあり、愛から行動できるようになりました。気づいたことは、愛から行動すると疲れにくいということです。レンジも洗濯機も掃除機もない一昔前の時代の子沢山のお母さんって、今より家事がずいぶん大変だったのに元気だったと思いませんか?愛が溢れていたからなのかな?と思います。

ボルテックスのエネルギーって愛なんだと思います。

米国クリアサイトのマスタリー7の認定をこのツアーでとりました。
レバナ先生と通訳の大野さんと

皆にもセドナの愛のエネルギーを感じてもらいたいので、セドナのツアーを企画しています。興味のある方は連絡してください。

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